さぷりニュース202010
夏バテだけじゃない、「秋バテ」にも要注意
~季節の変わり目、自律神経が乱れる症状が多くなっています~
【ご質問】
40代の男性です。年を重ねるにつれて、段々と暑さが苦手になってきました。最近では夏の盛りはもちろんのこと、残暑の時期を過ぎて秋口まで何となく体調がすぐれないほどです。どんなことに気を付けたらいいのでしょう、対処法を教えてください。
◆「秋バテ」に注意!
「夏バテ」という言葉をよく聞くかと思います。過酷な気候に体がついていけずに起こる不調です。ただ近年は、「秋バテ」なる症状が見られるようになってきました。秋バテとは、「夏から秋にかけての気温の変化や暖かい日中から夜にかけての寒暖の差などによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状」のことです。
◆秋バテの症状
具体的な症状は、全身の倦怠感・思考力低下・食欲不振・立ちくらみ・めまい・下痢・便秘などです。夏バテと比べて特徴的なのは、自律神経の乱れや血行不良、夏の紫外線や汗で頭皮に負担が掛かり、抜け毛が増加することです。温度差対策としては、日中と夜の温度差に備えて、上着を1枚持ち歩くと調節がしやすくなります。湯船にゆっくり浸かることも効果的です。
◆その他の対策
暑い夏はつい冷たい食べ物、飲み物を取り過ぎるものです。これが内臓を冷やし、さまざまな不調の原因となります。一方で、涼しくなると夏よりも水分の摂取を怠りがちになります。涼しくなっても水分は大事です。かといって冷たすぎては内臓に負担がかかります。ですから、常温あるいは温かい飲み物がお勧めです。身体を温める生姜を使った飲み物ならなお良しです。