さぷりニュース 202412
二十四節気、一番寒い時期を乗り切ろう
~寒い時期に食べてほしい食材、試したい調理法~
【ご質問】30代の女性です。冷え性がひどく、夏場のクーラーも苦手です。特に冬はとても辛く、手足が冷えて日常生活に支障が出るほどです。冬を少しでも快適に過ごすために、体の内側から対策を講じたいと思っています。アドバイスをお願いします。
◆二十四節気
春夏秋冬の四季をさらに六つに分けたものを「二十四(にじゅうし)節気(せっき)」といいます。そのうちの一つが「大寒(だいかん)」です。大寒は特定の日付と期間の両方を表すことがあり、2025年は1月20日、期間では1月20日~2月2日が該当します。続く節気が「立春」です。冷え対策には、この期間をいかに健やかに過ごすかが大事です。今回は、大寒にぜひ食べてほしい食材をご紹介します。
◆冬が旬の食べ物がおすすめ
体を温める食べ物は、基本的に冬に旬を迎えるものが大半です。具体的には、にんじんやレンコン、ゴボウなどの根菜類や、かぼちゃ、玉ねぎ、鮭などです。このほか、赤やオレンジ、黄色といった暖色系の食材や、味噌やキムチなどの発酵食品も体を温めるといわれています。調理法はおでん、筑前煮、ポトフ、鍋などがおすすめです。積極的に食べてみてください。
◆冬に気をつけたい食べ物
冷え性改善のために注意したい食べ物にも言及しておきましょう。まず、生ものや甘いものは体を冷やしやすいといわれています。また、上記では主に冬の野菜をおすすめしましたが、野菜に偏り過ぎるのもよくありません。タンパク質が不足すると筋肉が落ち、基礎代謝も落ちます。すると、体温が下がり冷えを助長するため、バランスよく食べることが大切です。