さぷりニュース 202408

脂肪燃焼の仕組みを知って効果的に痩せよう
~脂肪燃焼の工程は可燃ごみの処理と同じ~



【ご質問】50代の男性です。腰回りの肉付きがよくなってきて、運動しても落ちにくくなっているのを実感しています。日頃から食事に気をつけたり、適度な運動を心掛けたりしているのですが、効果はいまいちです。どうしたら痩せられるでしょうか。


 

◆脂肪燃焼のプロセスは可燃ごみの処理工程と同じ

 ダイエットの際、最も大事なのは中長期的に取り組むこと。そして何をするにせよ、習慣づけることです。「生活習慣病」という言葉もあるように、習慣は良くも悪くも体に響きます。その上で、今回は脂肪が燃える仕組みを説明します。脂肪燃焼は、可燃ごみの処理とほぼ同じ工程をたどります。つまり、分解 → 運搬 → 燃焼です。

◆脂肪の分解と運搬

 空腹や運動によって体にエネルギーが不足すると、脂肪は「脂肪酸」と「グリセロール」に分解されます。脂肪酸はエネルギー源として、筋肉の細胞などにある焼却炉(ミトコンドリア)まで運ばれます。この運搬を助けてくれる成分がカルニチンです。カルニチンは牛肉やラム肉などに多く含まれますが、サプリメントで摂取するのもおすすめです。

◆脂肪を燃焼させる

 最後に脂肪を燃やします。ここで気をつけるべきは、お腹がすいてから食事することです。ミトコンドリアは空腹状態で活性化するので、惰性で何か食べるのは避けましょう。また、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸(レモン、キウイ、りんご等)、ビタミンB2(焼きのり、アーモンド等)の摂取は、ミトコンドリアの活性化に効果的なので、ぜひ覚えておいてください。